2017年6月3日(土)〜4日(日)に、東京大学駒場キャンパスにて、日本ラテンアメリカ学会第38回定期大会が開催され、初日に行われた懇親会のアトラクションとして、エストゥディアンティーナ駒場(EK)が演奏しました。
同大会では、2日間に渡って、研究発表や講演会、シンポジウムが行われました。また、当楽団の主宰教員であり、同学会理事である石橋純がチーフキュレーターを務める映画祭が、学会初の試みとして実施されました。
大会初日が終了した後に、キャンパス内にあるフレンチレストランの、ルヴェソンヴェール駒場にて、懇親会が行われました。EKは、国内外の研究者から大学生まで約100名 の前で、アンコールを含めて6曲を披露しました。
会場のあちこちで名刺交換やラテンアメリカ談義が行われていました。食事も進み、話にも花が咲いてきたところで、EKの名前が呼ばれました。私(工藤)は1曲目のMoliendo Café (コーヒー・ルンバ)をはじめ6曲のソロ歌手をつとめます。パーティの演奏では歌いだしが肝心と心得て練習してきました。いつもはオフマイクで行っているカウントを、マイクに入れることにしました。「ウン、ドス、ウン、ドス、イ、ア!」その瞬間、会場の視線がこちらに集中しました。その勢いのまま、曲の最後まで突き進みました。
Quirpa (キルパ)、Oro negro (黒い金)、Potpourrí de calipsos (カリプソメドレー)と歌い進めていきます。ホローポで手拍子をしてくださる方や、カリプソでステップを踏んでくださる方がいて力になりました。ラテンアメリカ文化に精通した専門家の語らいの場に、私たちなりに花を添えられたとすれば、たいへん光栄です。
大会実行委員長である東京大学の受田宏之先生・実行委員・スタッフの皆様、会場であるルヴェソンヴェールの皆様に感謝申し上げます。
演奏者:小川雅貴(歌、マラカス)、韓智仁(クアトロ、バンドーラ、ベース、パーカッション)、工藤愛恵(歌)、鈴木亮(クアトロ)、立花美幸(クアトロ、バンドーラ、マンドリン)、増田耕平(歌、クアトロ、マラカス)、山口集(ベース)
演奏曲:Moliendo café (コーヒー・ルンバ)、Quirpa (キルパ)、Carnaval (カルナバル)、Oro negro (黒い金)、Potpourrí de calipsos (カリプソメドレー)、Amalia Rosa (アマリア・ロサ)
(文:工藤愛恵・韓智仁)