2016年5月14日(土)と15日(日)に本郷キャンパスで行われた第89回五月祭にて、Estudiantina Komabaは「南米ドリンクスタンド カルナバル」を出店しました。昨年の五月祭では南米民謡スナックを出店しましたが、青空の下、テントの隣で野外演奏をしつつドリンクを提供するというのは初の試みでした。
お出ししたのはサングリア、カイピリーニャ、クバリブレのお酒3種類と、トロピカルジュース、パペロンコンリモン(ベネズエラの黒糖レモネード)のソフトドリンク2種類です。クバリブレはゴールド・ラムをコーラで割ったものです。一方カイピリーニャはブラジルの蒸留酒カシャーサをライムと氷で割ったものですが、今回は原料が同じホワイトラムで代用し、変わり種のパイナップルジュース味で提供しました。パペロンコンリモンやトロピカルジュースなどもそれぞれEKメンバーが試作会を重ねてレシピを作ったものです。これらのドリンクはお客様たちにも大変好評で、特にパペロンコンリモンは絶大な人気でした。
路上パフォーマンスのような形で行われた野外演奏も、多くの方が足を止めて聴き入ってくださいました。この野外演奏を通して初めてEKの存在を知り、興味を持って下さったお客様も多くいらっしゃったようです。
また二日目の午後にはOBの先輩たちも演奏に合流し、より大きな盛り上がりを見せました。更に発電機のガソリンが切れてスピーカーが使えなくなったあとも、輪になってひたすらカリプソ(にぎやかなカーニバル音楽)を演奏して歩き回るという試みがなされました。一般客の方でも輪に加わって踊ってくださる方がいらっしゃったので、カリプソの可能性、ひいてはラテンアメリカ音楽の可能性を実感する出来事となりました。
純粋にドリンクが美味しいという理由で二日間連続でいらっしゃった方や、演奏を見て「来年このゼミを受講したい」と相談しにきてくれた学部一年生の方もいました。この企画は単にドリンクの販売・演奏発表の場だけではなく、より多くの人との出会いをもたらしてくれたのではないでしょうか。
今回の五月祭企画においては、普段の演奏より、お客様とより近い距離感で演奏することができました。この体験を、今後のEKの活動の場にも生かしていきたいと思います