今にも雨が降りだしそうな梅雨空の6月22日、東京大学駒場キャンパスから歩いて20分ほどの場所にあるNHKスタジオパーク内にてラジオ「リスナーとともに(Buzón de Radio Japón)」の収録を行った。この番組はスペイン語圏向けの国際ラジオ番組で、収録ではラジオ番組の録音と番組宣伝用ビデオの撮影を行った。収録が行われたスタジオはNHKスタジオパークに来ているお客さんからとても近い距離で見えるようになっていて、たくさんの人が足を止めて収録の様子を見てくださった。
演奏した曲はホローポの「キルパ(Quirpa)」と「フィエスタ・エン・エロルサ(Fiesta en Elorza)」。ステージでの演奏とは違い防音の壁に囲まれた小さなスペースでの演奏で、いつもとは違う緊張感の中で収録が進んだ。楽曲を演奏しただけではなく、楽団の活動やベネズエラ音楽の魅力などについて番組MCのDavid TarancoさんとEsther Molinaさんからインタビューも受けた。受け答えはおもに小川がスペイン語で行ったが、河村、韓、立花、そして筆者・荷方も一部日本語で参加した。私はラテンパーカッションに興味を持ったことがきっかけでベネズエラ音楽に出会ったことや、ベネズエラ音楽には多彩なジャンルの音楽があってとてもおもしろいということを話した。
このラジオは海外にも発信されていて、これまでベネズエラ音楽に触れたことがない人が聴いて楽しんでくださっていたら嬉しいなと思う。
番組については、NHK WORLDホームページもぜひご覧いただきたい。
(荷方なつみ)