8月3日、半年間ベネズエラ音楽に取り組んできた第五期ゼミ生たちによるコンサート「ラテンアメリカ音楽演奏入門ゼミ成果発表コンサート」が予定通り行われました。会場である東京大学・駒場Ⅰキャンパスの18号館ホールには多くの方が来てくださり、コンサートは無事、大成功いたしました!この場を借りて、いろいろな作業を手伝ってくださった方々や当楽団に寄付をしてくださった方、そして当日足を運んでくださった皆様にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!

今回はゼミ生たちが6曲、EKメンバーの小編成グループが5曲、計11曲の編成でお送りいたしました。大平原をイメージさせる和やかなJoropoあり、ベネズエラのお祭りで歌われる賑やかなCalypsoありと多彩なセレクションでしたが、それぞれの曲の個性を皆様に楽しんでいただけたでしょうか。もしこのコンサートを通じてベネズエラ音楽に興味を持ってくださったのなら、今後もぜひエストゥディアンティーナ駒場や「ラテンアメリカ音楽演奏入門ゼミ」のコンサートにおいで下さい!

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当日準備。PAはプロの方にも手伝っていただきました。

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リハーサル。これはゼミ生の演奏ではなくEKメンバーの小編成による演奏の写真です。ゼミ生は控室で待機中。

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一曲目「Moliendo Café」。「コーヒールンバ」として日本でも人気の曲ですが、実はベネズエラ音楽。本家はコーヒープランテーションで働かされる黒人奴隷を描いたもの悲しい内容です。コンガを始め、多彩なパーカッションが活躍。

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「村娘」という意味の情熱的なホローポ「Campesina」。ホローポは二拍子と三拍子を組み合わせたベネズエラ独特の複合リズム です。マラカスの妙技はベネズエラ音楽の魅力。

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三曲目もホローポですが、打って変わってのどかな印象の「Mi llano es un paraíso(わが平原は楽園)」。ベネズエラの大平原「リャノ (現地発音ではジャノ)」、日本でいえば奥多摩に相当するらしいです。

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四曲目はベネズエラ版ワルツともいえる「バルス」、「Como llora una estrella(星の涙)」。鍵盤ハーモニカ を投入するという斬新な演出!ねっとりとして濃厚な音楽世界が生まれました。

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先ほどから ギターを弾いていらしたこの方は、私たちのコーチ、ベネズエラ大使館文化担当官であるモリス=レイナ氏です。クアトロの独奏にかけては右に出る者がいない達人であり、このコンサートでもその腕を披露して下さいました。アメリカ大陸に生息する猛禽類の名を持つ「El gavilàn」。貫禄の演奏です。

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ここでゲスト・EKの小編成による演奏。五人編成コーラスの迫力あふれる「Saliendo de Maracay 」はじめ五曲を演奏しました。

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五曲目はゼミ生による合唱「Amalia Rosa」。歌詞が早口言葉になって
おり、大人数できちっとその早口言葉を合わせられるかが勝負になってきます。

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六曲目はベネズエラのお祭り騒ぎ(カルナバル、カーニバルのこと)で歌われるカリプソ、「Guayana es」。各自いろいろな打楽器をもってコーラスに臨みました。誰でもすぐ歌える この曲でフィナーレ、短かった90分のコンサートもおしまいです。

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終演後、会場出口で観客の皆様をお見送りいたしました。緊張も解け、観客の皆様と間近に触れ合える楽しいひとときとなりました 。

このコンサートの成功をもって ゼミ第五期生は無事EKのメンバーとなりました。今後も駒場祭など様々な場面で演奏する機会があります。このコンサートにお越しいただいた皆様、もちろんそうではない皆様も、ぜひ今後ともエストゥディアンティーナ駒場をよろしくお願いいたします!

文責 申

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