2016年12月3日土曜日、東大駒場地区保育所にてコンサートを行いました。保育所に通う小さな子どもたちと保護者の方々合計40名ほどの前でベネズエラ音楽を演奏しました。

子どもたちを前に自然と笑顔になります

 子どもたちと保護者の方が集まり、コンサートは開演しました。今回「おねえさん」という設定でMCを務める当楽団の平居が、簡単に我々の自己紹介をしたのち、なんだか演奏メンバーの数が少ないと不思議がります。と、そこで、あらかじめ会場の外に控えていた残りのメンバーが、「トゥントゥン!」と扉をたたき、「¿Quién es?(誰だい?)」「¡Gente de paz!(怪しい者じゃありません!)」と歌いながら会場内に入り、そのまま1曲目「Tun tun(トゥントゥン)」の演奏を始めました。

子どもたちに語りかける優しいおねえさん

 会場が和やかな雰囲気になったところで、「Cantemos, cantemos(歌おう、歌おう)」を披露しました。「Cantemos, cantemos」のフレーズをみなさんと何度か練習したのち、一緒に歌いました。
 ここまでベネズエラの伝統的なクリスマスソングのアギナルド(aguinaldo)を2曲披露し、続いて同じくクリスマスシーズンの宴会で演奏されるガイタ(gaita)から「La cabra mocha」を演奏しました。
 その後、ベネズエラ南西部内陸の町エル・カジャオのカーニバルの仮装である「ディアブロ」がやってきました。真っ赤な服に角のついたお面をつけた悪魔の仮装に子どもたちは大はしゃぎでした。中には、「本当は悪魔じゃなくって人間だと思う!」と見破る子どももいました。そして、「Agricultura」「Whiskey and brandy」「In the morning」とカリプソ(calipso)を3曲演奏しました。最初は座った状態で、配られたマラカスを片手に聴いていた子どもたちも、曲が進むにつれて立ち上がって体を動かしてくれて、最後には我々と一緒に輪になってぐるぐると会場内を練り歩き、お祭り騒ぎになりました。
 

ディアブロがこっちを見ている

 最後の楽器体験のコーナーでは、子どもたちは見たことのない楽器に興味津々で、特に、棒をこすることで音が鳴る太鼓「フーロ」が大人気でした。
 今回のコンサートを行うにあたって、企画していただきました佐藤有美さま、保育所のみなさまに大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

(大平沙京)

韓智仁:楽団統括
鈴木亮:クアトロ
平居香子:MC、フーロ
増田耕平:歌
山本卓登:コーラス、仮装
廣田菜摘:タンボーラ、コーラス、パーカッション
藤井健太朗:コーラス、パーカッション
荷方なつみ:ベース
大平沙京:鍵盤ハーモニカ、歌
田中嵩之:トランペット
河村佳萌:タンボーラ、コーラス、パーカッション
日山美沙:歌

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