グアコ Ψ 解説<2>

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ベネズエラのスーパーバンド、グアコについての解説記事の後編です。
グアコ Ψ  解説<1>についてはこちら!

第3期(1986~1992) テクノへの傾倒と新たな方向性の模索

こうして黄金期を迎えたグアコであったが、すぐに苦しい状況に追い込まれてしまう。黄金期を作り上げたボスカンとエルナンデスの脱退である。アイドル歌手と座付き作曲家をなくしたグアコは方向転換を余儀なくされる。そこで初めて、レーベルの意向を受けて外部プロデューサーを迎え当時のアーバンポップの流れに沿い、テクノ化の道へ進む。Continue reading

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グアコ (Guaco ) Ψ  解説<1>

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ベネズエラが生んだスーパーバンド、グアコ。そのサルサ、ファンク、ジャズ、ロックとアフロのリズムとが融合されたポップなサウンドは、ベネズエラのみならず国外の多くのファンを惹きつける、ラテンアメリカを代表するまさに「スーパーバンド」である。2015年にはラテングラミー賞2部門にノミネート、2016年グラミー賞にはアルバム「Presente Continuo」が「ベスト・トロピカルラテンアルバム部門」にノミネートされ結成から58年という長い月日を経ても未だ勢いは衰えない。
しかしながら、現在のサウンドに至るまでは幾度となる変革をとげてきた。グアコはどこから始まり、どのようにして今のサウンドを作り上げてきたのか。その変化を見ていこう。[1]Continue reading

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