2017年7月16日(日)、Estudiantina Komabaは日比谷公園小音楽堂で行われたコロンビア独立記念祭(Fiesta de Colombia)に出演いたしました。客層は幅広く、日本人はもちろん、在日コロンビア人の来場も多く見受けられました。またアレパなど南米料理の屋台や、コロンビアの雑貨を扱ったテントも出店しており、終始とても賑やかな雰囲気を見せていました。
我々が出演したのはちょうど人が増え始めるお昼の時間帯です。まず日本人にもなじみの深い「モリエンド・カフェ(Moliendo Café)」から演奏がはじまり、観客を引き寄せました。更にコロンビアのアーティストのシマロンが来日した際に指導を受けた「キタペサーレス Quitapesales」、「スンバ・ケ・スンバ Zumba que Zumba」によるホローポの荒々しく奔放な(recioな)演奏により、会場を沸かせることができました。更に「カルナバル(Carnaval)」で盛り上がりを見せたのち、ラストの「アルマ・ジャネーラ(Alma Llanera)」で大きな拍手に包まれ、我々は舞台をあとにしました。
私は「スンバ・ケ・スンバ」で歌手として舞台に上がりましたが、演者としてこのようなイベントでソロを歌うのははじめてだったのでとても緊張しました。またコロンビアとベネズエラの平原地方が共通の音楽文化を持つことは知っており、シマロンによるホローポ実技講習を通してそれを実感してはいましたが、私たちの音楽がコロンビアの人々に実際に歓迎されるのかわからず不安を抱いていたのも事実です。
そのため、自分が演奏した直後に大きな拍手と歓声を頂いた時とても嬉しかったです。平原地方の音楽や精神・情熱はコロンビアにも共通するのだなと感じました。
日本ラテンアメリカ学会第38回定期大会
2017年6月3日(土)〜4日(日)に、東京大学駒場キャンパスにて、日本ラテンアメリカ学会第38回定期大会が開催され、初日に行われた懇親会のアトラクションとして、エストゥディアンティーナ駒場(EK)が演奏しました。
同大会では、2日間に渡って、研究発表や講演会、シンポジウムが行われました。また、当楽団の主宰教員であり、同学会理事である石橋純がチーフキュレーターを務める映画祭が、学会初の試みとして実施されました。
大会初日が終了した後に、キャンパス内にあるフレンチレストランの、ルヴェソンヴェール駒場にて、懇親会が行われました。EKは、国内外の研究者から大学生まで約100名 の前で、アンコールを含めて6曲を披露しました。
ソン・ハローチョワークショップ報告
今回、ワークショップ(以下WSと表記する)が2017年4月19日に駒場キャンパスの新学生会館にて行われたので、報告する。ベラクルースから来日したミスミ、フリオ親子から、普段ベネズエラ音楽を演奏する我々にとっては馴染みの薄い、メキシコのベラクルース州の音楽ソン・ハローチョをイチから学んだ。
本WSは、ポリネシアのダンスを想起させるような緩やかで不思議な動作から始まったが、それはそのまま足を使い、一つの楽器として行われるサパテアードのリズムそのものであった。
ベネズエラ音楽パランダ
2017年3月4日、目黒のラテン文化サロン「Café y Libros」にて、ベネズエラ音楽パランダが行われました。
このイベントはベネズエラ流の宴会である「パランダ」にならい、食事を楽しみながら参加者が代わる代わる演奏するものです。ベネズエラ音楽家である出口泰司さんの主催で第三回目となった今回、EKからは9名が演奏で参加しました。会場には演奏者以外にもベネズエラ出身の方々や演奏者の友人など、総勢50名ほどが集まりました。
会は乾杯で和やかに始まり、出口さん率いるDÚO CELESTEと「Café y Libros」のクアトロ教室メンバーCAFÉ Y CUATROS、マンドリンを中心とした3人ユニットのTRÍO LOS BORRACHOSが演奏を披露しました。
続いてEKの出番です。今回は、「Fiesta en Elorza(エロルサの祭り)」「Quirpa(キルパ)」「Carnaval(カルナバル)」「El Cumanés(エル・クマネス)」と、ホローポをメインとしたプログラムで臨みました。そして、最後にカリプソの「Jane(ジェーン)」で盛り上がり、出番を終えました。
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第1回定期演奏会報告
2016年12月24日(土) 、新宿区立角筈区民ホールで第1回定期演奏会を開催しました。クリスマスイブで高揚した新宿の街にベネズエラ音楽が響き、約200人のお客さんとともに熱いひと時を過ごすことができました。