ゴルペ・ラレンセワークショップ報告

2017年10月21日(土)、ベネズエラの管弦楽運動であるエル・システマから生まれたヴォーカルユニットで、ベネズエラで最も音楽的な州と言われるララ州を拠点として活動中の「ララソモスLara Somos」のメンバーを迎え、東京芸術劇場練習室にてゴルペ・ラレンセのワークショップを行いました。ゴルペ・ラレンセはEKの重要なレパートリーの一角を占めながら、誰一人ララ州のネイティブから教習を受けたことのないジャンルでした。今回のワークショップではEKの既存レパートリーである「エル・べナオEl venao」と「ロス・グリフィニャフィトスLos grifiñafitos」の2曲の教習を受けました。

エル・べナオのパート練習

Continue reading

Share Button

中南米フォルクローレ・シリーズ ベネズエラ

2017年10月15日に池袋のグロータス・カルチャースクールにて開催された、アストライアの会主催の「中南米フォルクローレ・シリーズ ベネズエラ」に出演しました。4曲の演奏とレクチャーを行ったのち、お茶会に参加し、幅広い年齢層の約10名の方々と近い距離で交流することができました。

Media luna andina アンデスの三日月

Continue reading

Share Button

ラテンリズムのフロンティア ベネズエラの音楽と文化

2017年9月2日、上智大学四谷キャンパスの10号館講堂にてレクチャーコンサートを行いました。本コンサートは、エストゥディアンティーナ駒場(以下EK)の主宰教員である石橋純が開講する集中講義『ラテンアメリカ 音楽と社会』の一環として一般公開イベントとして開催されました。今回は「ラテンリズムのフロンティア ベネズエラの音楽と文化」と題し、EKはゲストとして様々なジャンルのベネズエラ音楽を演奏しました。当日はあいにくの雨でしたが、学生からご年配の方まで幅広い世代から約120名の方々にご来場いただきました。

リャノの歌手としての誇りを歌い上げる Zumba que zumba
Continue reading

Share Button

Un parrandón para Maurice

8月22日は蒸し暑い日になりそうだった。いつもの半袖シャツに手を伸ばしかけてから、ふと思い立ち、真っ白い長袖のシャツを手に取った。粋な男を送り出す宴には、それがよりふさわしいと思ったからだ。

————————————

ラ米ゼミの9回目となる成果発表コンサートが大成功に終わった翌々日、駐日ベネズエラ大使館文化担当官であり、ラ米ゼミ立ち上げ時からのコーチであるモリス・レイナに突然の帰任辞令が下った。あまりにも唐突なその知らせに、私たちは途方に暮れるほかなかった。

モリスは、日本におけるベネズエラ音楽の普及と発展に誰よりも尽くした男だ。石橋純が立ち上げたラ米ゼミにコーチとして9年間関わり、これまで送り出した修了生は200名近くに及ぶ。私は第一期生として教えを受けたが、それからずっと、彼は私にとって偉大なる師であり、粋な男であり、「しょうもない」オヤジであり、尊敬できる友人であった。

彼は一流の演奏家だった。独自のチューニングによるクアトロ独奏のパイオニアである父フレディ・レイナの流儀を引き継ぎ、ラ米ゼミやEKのコンサートの度にその演奏を聴かせてくれた。彼自身の演奏は高い技術に裏打ちされたものであったが、「音楽は技術ではなく、心で奏でるものだ」と語るその精神は、彼に教えを受けた者なら誰もが引き継いだことだろう。

第 9回成果コンでクアトロ独奏を披露するモリス(撮影:漢那朝子)
Continue reading

Share Button

2017年新入り歓迎&強化夏合宿

今年新たにEKの一員となった3人による、2017年新入り歓迎&強化夏合宿についてのレポートです。

充実の3日間

8月10日から12日まで、御岳山の山頂付近にある宿坊「山楽荘」にて合宿が行われ、今年度にゼミを修了した9期生7人を含む21人が参加しました。濃い霧が立ち込める中、ベネズエラ音楽にどっぷり浸かる非日常的な3日間を過ごしました。

私たち9期生は、ゼミで練習したホローポやカリプソに加えて、クリスマスの時期に演奏されるアギナルドやガイタに初挑戦しました。また、タンボーラ、フーロ、ブンバック、チャラスカ、マラカスなど、それぞれ自分がゼミで演奏しなかった打楽器に多くの9期生が取り組みました。自分がやってみたい楽器にどんどん挑戦でき、石橋先生や先輩方がそれをサポートしてくれるのがこの合宿の特徴の一つです。2日目夜の発表会に向けて密度の濃い練習を行い、新しい楽器の習得と、クアトロなど以前から練習していた楽器の上達を目指しました。

タンボーラを教わる9期生

Continue reading

Share Button